2016年5月に日本人最年少で世界最高峰「エベレスト」の登頂に成功した「南谷真鈴」さん。
13歳で出会った体験登山で「山のとりこ」になり登山家として活動を開始し、本格的に世界の山を狙うようになりました。
2014年には「日本人最年少のエベレスト登頂」を目標に掲げて本格的なトレーニングを開始。
着々と実績を積み重ね、周到な準備により挑戦した「エベレスト」も無事制覇。
13歳からの6年間で世界の大陸最高峰や極点へのアタックを次々と成功させてきた原動力はやはり夢をかなえるため自らに課した「トレーニング」だと言えます。
では、若干19歳にして「エベレスト」登頂を成功させた「南谷真鈴」さんの行ってきた「トレーニング」とはどのようなものなのでしょうか?
気になるところを調べてみました。
「南谷真鈴」さんのトレーニングメニュー
「南谷真鈴」さんは高校生の頃から、登山のためにこのようなトレーニングを行ってきました。
・30kg近いリュックサックを背負ってのランニング(筋力・心肺機能)
・ダンベルスクワットなどのウェイトトレーニング(大腿部等)
・8,000メートル峰での高所トレーニング(体力・持久力等)
・スキーやクライミングテクニック など
男性でも弱音を吐いてしまうような練成メニューを週に5日継続して体をいじめ抜いてきたそうです。
これらに併せて、体調管理のため食事は炭水化物や野菜中心のメニューでトレーニング後の体作りにも注意しています。
また、2014年以降本格的に「エベレスト」へのアタックを計画した頃に「クロスフィット」というトレーニングを始めました。
【クロスフィットとは?】
カリフォルニア(アメリカ)発祥の日常動作(ファンクショナルムーブメント)を高強度で行うフィットネスプログラムで、「歩く」「走る」「起き上がる」「拾う」「持ち上げる」「押す」「引く」「跳ぶ」などの普段の生活には欠かせない必要な動作をベースに考案されたトレーニング法。
クロスフィットトレーニングの流れは6つの段階に分かれます。
1.「プレウォームアップ」準備体操
2.「ウォームアップ」体を温める
3.「テクニカルトレーニング」縄跳び・逆立ち・ロープクライミングなど
4.「基礎筋力トレーニング」バーベルなどを使い基礎的な筋力をさらに強くする
5.「高強度トレーニング」バーベルなどを使った高強度の有無酸素運動
6.「クールダウン」軽度の運動で心拍数をさげる
1回のトレーニングは40分~60分程度ですが2分弱で息が上がるほどの激しいパフォーマンスをするのが特徴。
誰でもできて底力を上げることができるトレーニングとして注目されています。
【トレーナーはニコラス・ペタス】
「南谷真鈴」さんは「クロスフィット」を東京・西麻布にある「リーボッククロスフィット HEART&BEAUTY」というフィットネスセンターで始めました。
このフィットネスクラブのオーナーで「Reebokマスタートレーナー」として「南谷真鈴」さんのトレーニングをサポートしているのは、元K-1ファイター「青い目のサムライ」の異名を持つ「ニコラス・ペタス」さんです。
K-1を引退後トレーニングインストラクターとして資格を取得。
2014年に「リーボッククロスフィット HEART&BEAUTY」を始めたそうで、ちょうど「南谷真鈴」さんが本格的トレーニングをしようと思った時と重なります。
何か引き合わせるものがあったのでしょうか。
「ニコラス・ペタス」さんはトレーニングに取り組む姿勢について「心が強い。きついメニューでも決して途中でやめない。訓練を通じて人間の底力を上げている」と高校生だった「南谷真鈴」さんの「芯の強さ」を絶賛しています。
また、自身では「山は自分との葛藤。少しでも『無理かも』と思ったら無理。徹底的に準備しないと」と準備することの重要性を話しています。
まとめ
ハードなトレーニングをしてきた元K-1選手が認める「強い心」をもった「南谷真鈴」さん。
並大抵の気持ちでは続けることは出来なかったことでしょう。
山で後悔しないためにできる限りの努力を続けてきた結果が、6年という短期間で「一流登山家」へ成長を遂げた要因なんですね。
目標である「EXPLORER’s GRAND SLAM」達成に向けて、着々と歩を進める「南谷真鈴」さんを引き続き応援したいと思います。
「南谷真鈴」さんのエベレスト登頂についてはこちらでまとめています。
男たちが世界最高峰に挑む映画「エヴェレスト」についてはこちらでまとめています。
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