水虫には塩素系漂白剤(ハイター)が効く!?自衛官が薦める水虫対策!

自衛官の
「よく罹る病気ランキング」(著者調べ)
で常にトップ争いを繰り広げている

「水虫」

現役時代は私も悩まされ
水虫の治療方法をいろいろ調べて
試していました。

「塩素系漂白剤(ハイター)で足を洗う!」

というまゆつば的な治療も
やったことがあります。

 

この記事では
実際にハイターを使った実践方法と
その効果や注意点を紹介します。

また、
おすすめの水虫治療方法も
併せて紹介したいと思います。

 

水虫の原因は?

日本人の5人に1人は
水虫に罹っているといわれてます。

自衛官でいうと
5人に4人は罹ってるだろ!
っていうくらい
メジャーな職業病の1つですね。

 

水虫になる原因と特徴をまとめてみると

  • 水虫は「白癬菌(はくせんきん)」という真菌(カビ菌)
  • 白癬菌はどこにでもいる
  • 感染者の皮膚のカケラから感染が広がる
  • 皮膚に付着後24時間ほどで侵入・定着する
  • エサは「ケラチン」
  • 温度15度以上、湿度70%以上になると急激に増殖する
  • 自覚症状はかゆみ・水ぶくれ・皮むけなど
  • 自覚のない症状(かゆくない)もある
  • 低温乾燥に弱い(秋~冬はシーズンオフ)
  • 深部まで侵入すると殺菌しにくいため再発しやすい

こんな感じのヤツです。

 

感染力が非常に強く
水虫の人が歩いた場所は
すべて感染源になります!

もはや「無差別テロ」ですね。

 

共用スリッパとか
銭湯・プール・ジムなどの
バスマットなどの水虫潜伏率は
ほぼ100%で間違いないので
細心の注意が必要です!

 

 

私も現役時代はよく罹ってました。

 

なんせ、
一日中半長靴(ブーツ)履いてて、
そのまま
走ったり格闘したり洗車したり...

常に靴の中は「ビシャビシャ」状態。

 

しかも演習で
「状況(戦闘行動の訓練)」
にでも入ったら
短くても3日間以上は
足を洗うなんてことはありません。

 

駐屯地の風呂場やシャワーは
そんな「危険な足あと」だらけ...

水虫に罹らない方がおかしいんです!

 

つまり自衛官の足は、
水虫にとっての
「理想郷(ユートピア)」
だったんですねw

 

そんな劣悪な環境の中で

「どの治療方法が早く水虫を治せるか?」

と、いろんな水虫治療を
試しました。

 

塩素系漂白剤を使った水虫の治し方

私が実際に試してみた
水虫治療方法は

・塩素系漂白剤(ハイター)に浸ける
・お酢に浸ける
・角質を削る

の3つです。

※ ここで紹介する方法は
 効果には個人差があり
 人によっては患部が
 ひどくなることもあるので
 自己責任でやってください。

 

 

1つ目は「塩素系漂白剤(ハイター)に浸ける」

 

これは見た目「荒療治」ですが
殺菌という意味では
理にかなった方法だと思います。

 

「塩素系漂白剤」は
商品でいうとこちらです↓

 

 

 

この塩素系漂白剤には
「次亜塩素酸ナトリウム」という
殺菌・消毒効果の高い薬品が
含まれています。

いわゆる「塩素」です。

 

プールに入ってて
目が痛くなるやつですね。

 

なぜ水虫治療に効果があるのか?

それは
「水虫菌=カビ菌」だからです。

 

 

私の実践方法

  • 水で薄めた(1/10程度)モノに患部を浸けます。
  • 時間は10分くらい。
  • 終わったらよく洗う。

これだけです。

 

ハイターに浸けると
皮膚が溶けてヌメヌメしてきます。

この溶けた皮膚(角質)を
しっかりと洗い流すことで

・皮膚に着いた水虫菌が減る
・水虫菌が殺菌される

ということで
水虫はある程度治まりました。

 

ただ、
水虫の症状がひどく
指の間で裂傷になっている場合は
かなり滲みるので
絶対やらない方が良いです。

 

私は定期的に何度かやったところ
水虫ある程度
治まっていたと思います。

さすがに長期演習なんかでは
再発(というより新規発症?)
することはありましたけど。

 

ただ、
・取扱いに注意が必要(混ぜるな危険!)
・めんどくさい
・完治しない

といった理由から
ハイター(塩素系漂白剤)
を使った水虫治療はやめました。

お酢を使った水虫の治し方

2つ目に試した水虫治療方法は
「お酢に浸ける」

 

効果としてはお酢による殺菌です。

 

私の実践方法

  • ぬるま湯にお酢を混ぜて患部を浸ける。
  • 時間は10分くらい。
  • 終わったらよく洗う。

これだけです。

いたって簡単でした♪

 

ただ、効果としては
治ってる感じは
ほとんどありませんでした。

 

角質を削る水虫の治し方

3つ目は「角質を削る」です。

 

水虫のエサになる皮膚(角質)を
削り落とすことで
水虫を治すというものです。

 

私の実践方法

  • お湯につけて皮膚をふやかす
  • 固くなっている角質部分を削る
  • 終わったらよく洗う
  • 保湿する

これだけです。

 

皮膚を削るのに使ったのは
かかと削り用軽石です。

↓こんなやつ

 

100円均一ショップでも売ってます。

 

軽石を使って
やわらかい皮膚になるまで
ひたすら角質を削ります。

仕事柄、足がゴツゴツしていたため
最初は両足で
1時間くらいかかりました。

定期的にやれば20~30分くらいで
済むようになります。

 

効果はありました!

まめに削っていれば
水虫は発症せず!

しかも
足の匂いも激減するという
うれしい効果もありました!

 

 

まとめると

これまで水虫対策として

・塩素系漂白剤
・お酢
・軽石

の3つの治療方法を試しましたが
結果として

「軽石で角質を削る」

が私の中で一番効果が高かった
と思います。

 

現在でも足の匂い予防で
継続して軽石ケアはやってます。

 

ただ、

水虫が治りきったかといえば
そうでもなかったです。

 

長期演習などに行くと
足がムズムズすることは
ありましたので

「水虫菌をやっつける」
ためには
しっかりとした
「治療薬」を使う必要があると思います。

 

自衛隊で使ってる水虫の薬は?

私が水虫を治すために使った
自衛隊で支給された水虫治療薬を
紹介しておきます。

 

水虫にとって
最高の環境を提供している
自衛隊ですが

「バイオテロ対策」も
任務に含まれているので
対策本部があります。

 

それは...「医務室」

各駐屯地に設置されている聖域です。

 

自衛隊の医務室では
水虫によく効く薬を出してくれます。

 

 

水虫軟膏(主成分:クロトリマゾール)

クロトリマゾールは

・カンジタ
・白癬
・水虫
・いんきんたむし 等

に利用される
イミダゾール系の抗真菌薬です。

これは塗り薬なので
皮膚へ早く浸透するので
即効性が高く
副作用が殆ど無いことが売りです。

 

クロトリマゾール配合の水虫薬↓

 

 

テキテキ(主成分:木槿皮エタノール抽出液)(液薬)

「木槿皮」はモクキンピと読みます。

アオイ科のムクゲという木の
幹皮を基原とする生薬で
ノナノン酸やタンニンなどが含まれてます。

そのエキスが
水虫・たむしの治療薬として
効果的で

「漢方の水虫薬」と呼ばれてます。

 

 

自衛隊で使われる薬は高品質なものが多く効果はお墨付きです。

この自衛隊で使われている2つの水虫治療薬ということで、ほんとよくお世話になりました。

効き目は抜群です!

※駐屯地ごとに取り扱ってる治療薬は違うかもしれません。

 

水虫治療薬の効果的な使い方

自宅で薬を使う時(足水虫)のおススメの塗り方は

1.裂けている場合は軟膏タイプ、それ以外は液体タイプを使用

2.患部をくまなく洗う

3.めくれる皮はめくり取る(傷にならない程度まで)

3.水虫の箇所だけでなく広い範囲に塗る(全部の爪先から踵まで)

4.靴下をはく

これを風呂上がりにやって、2~3日続けると水虫の症状は治まります。

 

ただし注意点が2つ。

水虫は、きれいになったから「治った」と思って薬をやめるとすぐに「再発」します。

しかもバージョンアップして!

 

水虫菌(白癬菌)は角質の奥に入り込むと、薬を塗ってもすぐには死滅しません。

潜伏しながら、薬の効果に耐えつつ耐性を付けていくため、次に再発した場合には同じ薬だと効果が薄れます。

なので、治療を始めたらだいたい「1か月くらい」は続けるようにしましょう!

 

2つ目は「靴などは買い替える」です。

一度でも水虫の状態で使った靴などには、当然「潜んで」ます。

治ってからまた同じ靴などを履くと、また一からやり直しです。

水虫が収まってからしばらくしたら、靴などは買い替えることを忘れないでください!

 

 

ここで私が使っていた
再発予防方法を紹介しておきますね。

 

何度も言いますが

一度水虫になると
「いかに再発させないか」
がとっても重要になってきます。

私も自衛隊の治療薬で
完治させることはできましたが

再発を防ぐのには
とても苦労しました。

 

そこで最終的に選んだのが
水虫の再発を予防する成分が含まれた
ジェルで足全体をバリアする
「クリアフットヴェール」です。

「クリアフットヴェール」公式ページはこちら

 

 

これを使うようになってからは
蒸れる季節になると心配だった
水虫の再発がグンと減りました。

 

家族への感染も防げるので
家の中を素足で歩くのも
気にならなくなりましたし

人前で裸足になるのも
恥ずかしくなくなりました。

 

「クリアフットヴェール」は
水虫を抑える効果と
足の角質を柔らかく滑らかにする
2つの効果があって

これまでは1時間かけて
軽石でこすっていた
足裏の角質も薄くなり
靴を脱いだ時の臭いも
気にならなくなりました。

 

水虫ができてからの
対症療法ではなく
水虫自体から足を守っていく
予防が大切なんだと
ヒシヒシと実感しています。

 

他の利用した人も

 

 

水虫になると
周りの人から露骨に避けられるし
バレたら恥ずかしいし
ほんと迷惑な病気なので

日頃からこまめにケアをして
発症させないことが大切ですね。

 

「クリアフットヴェール」公式ページはこちら

 

 

まとめ

今回は「塩素系漂白剤を使った水虫の治し方」について紹介しました。

これはあくまで「民間療法」なので、確実に治したいならば「病院(皮膚科)」に行ってください。

中々治らないようなら「専門家」に任せるのが一番だと思います。

 

また、

 

水虫は誰でも罹る可能性がありますが、普段から清潔にしていればある程度は予防できます。

24時間以内に一回以上はしっかりと洗ったり

薬を塗るなどして「水虫を発症させない」ようにしっかりと予防に努めましょう!

 

 

なお、

今回の記事内容はあくまで私個人の経験に基づくものなので、自衛隊や関係機関には一切関係ありません。

自衛隊に問い合わせ等されないようお願いいたします。

2 COMMENTS

桜田 稔

「塩素系漂白剤」として「ワイドハイター EXパワー」が紹介されてますが、「ワイドハイター」は主成分が過酸化水素の「酸素系」で正反対のタイプです。至急の訂正を要すると思いますが?

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