情報番組「とくダネ!」の司会を務める「小倉智昭」さんが2016年5月13日に番組内で「膀胱がん」を発見したことを報告。
発見は医者も「よくこんな兆候見つけたもんだ!」とビックリするほどの早期発見。
5月中旬に手術を予定しているため、番組を1週間だけ休むと発表しました。
ご自身で医者も驚くくらい「ほんのちょっと、微量な血尿」を発見したそうです。
すぐに病院で「細胞診」を実施したのち、全身をくまなくチェック。
最後に行った「内視鏡検査」により膀胱にがんがあることを見つけました。
ホント良かったですね。
ここで、がんの発見に至った検査「細胞診」というものが気になりました。
どのような検査なのでしょうか?
内容や価格について調べてみます。
「細胞診」とは?
【細胞診とは?】
「細胞診(cytology)」とは正式には「細胞診断」という臨床検査の1つだそうで、がん検診や腫瘍診断等に頻繁に用いられている検査手法です。
細胞診断(さいぼうしんだん)とは、細胞診検体を顕微鏡で観察し、異常細胞(異型細胞)等を検出することにより、病変の有無や病変部の病理学的診断や臨床診断を求めるもの。臨床検査の1分野であり、病理診断のひとつ。引用:Wiki
~ 細胞診のメリット ~
1.検体の採取が比較的容易
2.患者負担が少ない
3.特徴的ながんの所見を見つけた場合は、ほぼ「がん」と確定できる(病理組織診断に匹敵する確定診断を得た。というそうです)
【検査の方法は?】
検査の方法をざっくり言うと、自分の身体からいくつかの部位から細胞を摂取して顕微鏡や検査試薬により正常か異常かを判断するというものです。
細胞診検査には2つの方法があります。
1.剥離細胞診(はくりさいぼうしん)(exofoliative cytology)
・主に子宮頸部や膀胱などの臓器表面から剥離した細胞を採取して調べる方法。
・細胞が腫瘍化しているかどうかを確認する「腫瘍性病変の有無」を判断する時などに用いられる。
2.穿刺吸引細胞診(せんしきゅういんさいぼうしん)(aspiration cytology)
・調べたい部位に直接針を刺して細胞を吸引して得られた細胞を調べる方法。
・ピンポイントで細胞を採取することが出来るため、採取部位の腫瘍について良性悪性等を推定することができる。
・目的の細胞が摂取できなかった場合(臓器などの位置が他人と異なる、少量過ぎた、医者の技量など)は結果が得られないこともある。
調べたい部位によって検査方法は異なるという事ですね。
【検査は誰がする?】
検査や判断については「臨床医(りんしょうい」と呼ばれる臨床試験・検査の専門知識を持った医師が行います。
ここで判定が「クロ」だった場合、被験者(検査を受けた人)の希望で検査をすることになります。
病院によってはさらに「細胞診専門医」や「病理専門医」と呼ばれる、検査を超~得意とする先生方に病理診断として報告し検査精度を高めるて、検査をするかどうか助言をもらえるところもあるそうです。
ただ、この「細胞診」だけでは「細胞は正常?異常?」ということしか判断できないので、異常が見られた場合は引き続き高度な検査を行う必要があります。
少しでも怪しかったら検査を受けた方が良いでしょう!
検査費用はいくらかかる?
人間ドックなどの自主的な検査と病気による受診(保険適用)で異なります。
【細胞検査(細胞診)】
・人間ドックなど:6,000円~7,000円位
・保険適用:2,000円位(3割負担の場合)
【組織検査(組織診)】
・人間ドックなど:6,000円~7,000円位
・保険適用:2,000円位(3割負担の場合)
大体どちらも同じような価格で検査できるようです。(病院によっても異なりますので、細部はご自身で確認してください)
ついでに、その他の検査費用も見てみましょう。
【超音波検査】
・人間ドックなど:4,000円~8,000円位
・受診(保険適用):1,200円~2,400円位(3割負担の場合)
【MRI検査】
・人間ドックなど:30,000円~45,000円位
・受診(保険適用):9,000円~13,500円位(3割負担の場合)
【マンモグラフィ】
・人間ドックなど:4,000円~8,000円位
・受診(保険適用):1,200円~2,400円位(3割負担の場合)
このほかに、初診料・再診料・画像診断料などの費用も掛かります。
また、お住いの市町村などが実施する検診などであれば、無料~2,000円程度で検査を受けられることがあります。
市政だよりなどをチェックしてみて下さい。
まとめ
「とくダネ!」の「小倉智昭」さんは糖尿病を患っていて、普段から体調をこまめにチェックしていたため兆候に気が付いたそうです。
しかし、普段から自分の身体をチェックできている人はほとんどいないと思います。
なので、定期的に検査を受ける習慣をもって、異変の早期発見に努めましょう。
「小倉智昭さんの膀胱がん」についてはこちらでまとめています。
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新入り
[…] 「小倉智昭」さんが「がん」を発見した「細胞診」の費用や方法について詳しくまとめました。 […]