新幹線で移動する時に一番避けたいのが「混雑(ラッシュ)」ですよね。
普段、仕事などで利用している分には「座れない」っていうことはほとんどないと思います。
でも、「連休」になると途端にギュウギュウの箱詰め状態!
特に「お盆」「正月」「GW(ゴールデンウィーク)」
最近では「SW(シルバーウィーク)」もあります。
「帰省ラッシュ」などの混雑時に確実に座るためには「指定席」を予約するのが一番ですが、予約が間に合わなくて取れなかったなんてこともしばしばあります。
移動距離が長ければ2時間以上も立ちっぱなしになることも...やっぱり「座りたい!」ですよね。
そこで今回は、知らないと損する混雑時の新幹線の「自由席」に座る裏技を紹介していきます。
100%座れるということは難しいかもしれませんが、上手に組み合わせれば自由席に座れる確率がグンッと上がりますよ!
Contents
新幹線の自由席と指定席の違いは?
自由席と指定席は、新幹線の「号車」によって完全に分けられており、切符の値段やシートなどに違いがあります。
自由席と指定席の違い
《自由席》
空いていれば自由に座ることができる座席です。
空いていない場合は「立ち乗り」となります。
《指定席》
事前に予約することで確保した座席です。
座る場所は予約時に決めるため、他の指定席に座ることはできません。
自由席と指定席の料金の違い
《自由席》
年間を通じて一律の料金
新幹線の車種によって異なる
《指定席》
自由席の料金 + 下記の料金
♦閑散期:320円
1月16日〜2月末、6月、9月、11月1日〜12月20日の月〜木(祝日絡み除く)
♦通常期:520円
閑散期。繁忙期以外の全期間
♦繁忙期:720円
春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休み期間中
指定席に乗り遅れたらどうなる?
新幹線の指定席券を予約していたけど時間に間に合わなくて乗り遅れたという場合でも、当日なら後発列車の「自由席」に乗車できます。
ただ、新幹線が「全車指定席」の場合は自由席がないため、この指定席券を持っている人の場合は、当日の後続の同種(全車指定席)の新幹線に「立ち乗り」するか、別種の新幹線の「自由席」に乗車できます。
また、指定の列車に乗り遅れた場合、後続車の「指定席」に乗ることはできないため、あらためて「指定席券」を買いなおす必要があります。
自由席の場合は「好きな時間に乗れるが座れる保証はない」
指定席の場合は「時間は決まっているが確実に座れる」
なので、状況に合わせて使い分けましょうね。
では、いよいよ「混雑時でも自由席に座る裏技」を紹介していきます。
裏技1:新幹線の車種を選ぶ!
臨時列車を狙う
混雑する時期によって、「通常運行」とは別に「臨時列車」が増発されることがあります。
「臨時列車」の運行状況は通常の時刻表には記載されておらず、発車するホームも別になるため「知ってる人」しか乗りません。
「臨時列車」の情報は、市販されている時刻表や乗り換えアプリなどで調べることができます。
一番は「駅員に確認する」ことが確実ですね。
停車駅が多い列車を使う
新幹線は「長距離移動するほど混雑する」という傾向があります。
例えば、東京~博多行きに乗る場合、博多だけでなく、名古屋や大阪に行く人も並んでいるため大混雑が予想できます。
なので、移動距離が短い場合は、停車駅の多い列車を選んだ方が座りやすくなるということですね。
例えば、東京~新大阪間では「のぞみ」より「ひかり」や「こだま」などの方が混雑度合は低くなります。
また、停車駅が多いと「途中下車」した人の後に座ることもできますよ!
ただ、所要時間が多くなるので、時間に余裕があるときやのんびりと景色を眺めながら帰るという場合におすすめです。
ちなみに、「こだま」の自由席は10両(1~7号車、13~15号車)と、自由席がかなり多いため狙い目です!
裏技2:乗車する車両や位置を選ぶ!
偶数号車を狙う
新幹線は共通して偶数号車(2・4・6~)の方が奇数号車(1・3・5~)に比べて自由席が多くなっています。
理由は奇数席には「トイレ」が設置されているためです。(一部違う車両もあります。)
列車によって違いますが、少しの差かと思いきやそうでもなくて、その差は10~35席もあります。
例えば「のぞみ」の自由席は1号車で「65席」なのに2号車は「100席」。
同じ並ぶなら席数の多い偶数号車の方が座れる確率が高いですね。
奇数号車の方が人が少ないからといって並ぶのではなく、座席数と並んでいる人数の差を考えてみてください。
後部車両の自由席まで移動する
ホームにあがると「後部車両は指定席」と思って手前の号車に乗ってしまいがちですが、新幹線の中には10号車以降に自由席が設けられている列車もあります。
「こだま」や「やまびこ」などがそうですね。
なので、後部車両までテクテク歩いていくだけですんなりと座ることができることもありますよ!
ホームの両端の車両を狙う
メインの改札を上がるとホームの中央付近に出ることが多いことと、降車する人がホーム中央に集まる傾向があることから、中央付近の乗降口は混雑します。
ホームへ上がったら両端の方へ移動して、端にある自由席を狙うと比較的座りやすいですよ。
荷物が多いと大変ですが、そのあとの快適さを考えてひと頑張りしましょうね!
改札から遠いドアで待つ
新幹線の乗降ドアは1車両に2つ。
下車する場合、人間の心理として改札口に近い方のドアに集まります。
下車人数が多い方のドアに並ぶと下車する人が降りきるまで時間がかかり、座席が埋まってしまう可能性が上がります。
なので、途中駅から乗車する場合は改札口から遠いドアに並ぶと、下車客を避けて早く乗車できるため、席に座りやすくなりますよ!
裏技3:発車時間を選ぶ!
最終の新幹線は避ける
みんな考えることは一緒で「少しでも長く現地で楽しみたい」って思ってますので。
新幹線の最終列車の込み具合はハンパありません。
少なくとも最終から1~2時間くらい早い列車に乗ることで座れる確率も上がりますよ!
発車時間が中途半端な列車を選ぶ
事前に計画を立てていた場合、時間はキリよく設定することが多いですよね。
例えば「20時の新幹線に乗りたいから実家を19時30分に出よう!」とか。
つまり、キリのいい発車時間の列車は混みやすいんですね。
少しでも座る確率を上げるなら「0分」「30分」ではなく「19分」「42分」といった中途半端な出発時間の列車を選ぶようにしましょう!
裏技4:座れなくても諦めないっ!
上記の裏技を駆使しても座れないこともあります。
が、諦めるのはまだ早いですよ!
これから紹介する裏技を頭に入れて、常にチャンスを逃さないようにしておきましょう!
座れなかったら、車両の中央に立つ
自由席がいっぱいで座れなかった場合、連結部が空いているからといって端っこにいてはチャンスが来ても座ることはできません。
途中下車をする人が立った瞬間に座れるように座席に近い場所に立ちましょう。
席が空いたらすぐに座る
複数人で乗車した場合、席が空いても他の人を気にして躊躇して、結果として座れなかったということがあります。
多少バラバラになっても座ってしまうことが大切です。
身内同士の譲り合いは席を確保してから相談してくださいね。
特に3人掛けシートの真ん中が空いた時は狙い目ですよ!
まとめ
以上が「帰省ラッシュの新幹線でも自由席に座る裏技」でした。
あくまで「座れる確率を上げる裏技」なので、100%成功するわけではありませんが、乗車率が100%を超えた車内で数時間も立ちっぱなしでいることに比べれば、多少手間がかかっても試してみる価値は十分にあるでしょう!
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